人と緑が共生する田園都市・つくば 「TXみどりの駅」から始まるみどりの里散策マップ

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■古館集落の家並み

古館の歴史をひもとくと「熊倉氏」という豪族の名前に出会います。
(下記をご覧下さい)

資料によると古館(旧谷田部町大字古館)には、熊倉氏ゆかりの屋敷跡がいくつかあるといわれます。
そんな歴史を思い浮かべながら歩くと、たいそう立派な石垣や、巨木、石壁に重なり合い絡み合うように生い茂る植物にも、様々な想いを馳せてしまいます・・・。






「熊倉氏」について

歴史資料『谷田部の歴史』によると、熊倉氏はこの古館を拠点に活躍した豪族で、最も優勢な時代には古館の北側の飯田から南側の根崎までを領地として治めていたそうです。
わかっていることは、熊倉氏の時代、飯田では豊作により繁盛した百姓が大集落(「飯田千軒」)を形成し、根崎では武器工人を住まわせ金属製の武器を製造させるなど、この地域を繁栄させたとても勢力のある豪族だったようです。
ただし、この熊倉氏については、後々に下妻の多賀谷大膳との戦いに敗れ出奔してしまったというだけで、残念ながら詳しいことはわかっていません。
…『谷田部の歴史(谷田部の歴史編さん委員会)』 より抜粋



古舘明神脇遺跡と根崎遺跡

古舘明神脇遺跡(ふるだてみょうじんわきいせき)と根崎遺跡(ねさきいせき)は、西谷田川と高岡川に挟まれた標高20mほどの「馬の背状台地」の南端部に位置しています。
茨城県教育財団埋蔵文化財部の調査によって、古舘明神脇遺跡は、今から約1,600年前の古墳時代中期の集落跡であることがわかり、
また、古舘明神脇遺跡の南西500mに位置する根崎遺跡は、縄文時代と古墳時代中期から平安時代にかけての集落跡で、縄文時代と古墳時代中期の「住居跡」を確認しました。両遺跡共に、古墳時代中期の遺構が中心に調査が進み、一辺が約7m以上の大形住居跡や、焼けた痕が残る住居跡が多いことが特徴とされます。
また、出土品では、甕(かめ)、土師器(はじき)、須恵器(すえき)や祭祀具である石製模造品や土製模造品などがあります。
特に最近、根崎遺跡から、当時の三種の神器の1つとされる「五鈴鏡(5個の鈴の付いた鏡)」を模した、極めて希少な土製品が出土されました。
古墳時代に住民が住居を壊すため意図的に火災を起こした後に、五鈴鏡の模造品などが祭祀に用いられたと考えられてます。


【外部リンク】茨城県教育財団埋蔵文化財部ホームページの「根崎遺跡・古館明神脇遺跡」



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